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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド10
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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド10
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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド10
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容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

容疑者Xの献身 (文春文庫...
ストーリーは良いですが、表現力に欠ける。直接的な表現ばかりでイライラしました。文字を読みましたって感じです。主人公は数学の天才だが堅物で面白みに欠け、殺人犯は序盤から分かっているし、事件発生後のアリバイ工作もありきたりな感があり、どこが著者の最高傑作なの?と疑いながら読み進めていました。 しかし、謎解きが始まるにつれて、それまで無味乾燥だと思っていた舞台装置等が段々意味を持ち始め、最後の幾層にも仕掛けられたトリックが明かされる度に、驚きと感動で物語にのめり込んでいきました。 全て読み終わった途端、思わず読み返したくなった伏線も見事でした。男女年齢関係なくおススメの一冊だと思います。冒頭の殺害シーンと主人公の登場からもう一気に物語へと惹き込まれた。そのスピード感は見事。人物設定と間然とする所のないプロット(トリック)も云うことない。文句なしの傑作。それにしても、最後の疑問だが、(1)P≠NP問題はそもそも数学的に解けるのだろうか?(2)哲哉と靖子はいずれ結ばれるのであろうか?この小説のテーマはトリックと純愛?(私は自己犠牲だと思いますが)です。 一つ目のトリックは一流です。 トリック...

流星の絆


東野圭吾
¥ 1,785 通常24時間以内に発送
★★★★

流星の絆
「トキオ」や「容疑者X」で号泣した方たちが「流星」ではシビアな感じの意見が多いように 感じますが、三作がどこがどう違うの?という感じです。 私は「人類の泣ける三大要素」に頼ってる気がして涙が一滴も出ません。 要するに子猫の映画かなにかで一生懸命成長したのに最後に死んだら泣けますよね、 そんな映画にしたら「安易だ」と言われそうな、誰もが普通に持つであろう感情。 それが東野さんの小説になると創意工夫より、「子猫の映画」の感動話になり 皆泣ける、と。 になってしまう。いつから東野さんの小説は「泣ける」になったのか、 女子高生が「カワイー」を連発するのと一緒のような気がします。 「流星」は終わり方もハッピーエンドだし火サスの2時間スペシャルがちょうど言いのでは。 構成・設定はバッチリである。ただラストシーンが近づくに連れ、描写が荒くなっていくような感じがした。 細かく手を加えると2冊組で仕上がったのではないだろうか? アイデアは素晴らしいと感じるが、もう少し膨らましても良いと思う。一気に読みました! ドラマ化されるとのことで、いろいろレビューを参考にして ちょっと期待しすぎたかな^^;...

さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)


東野圭吾
¥ 740 通常24時間以内に発送
★★★★

さまよう刃 (角川文庫 ひ...
被害者の家族なら誰もが考えることだと思う。現在の司法制度の問題である、被告の更生に重点を置き、被害者の気持ちがないがしろにされてしまうところを問い詰めた読み応えがある作品だった。自分が同じ立場なら…と誰もが考えさせられる作品であるが、やはり答えはでないだろう。犯人の情報を密告した刑事も、被害者に同情し犯人を憎むからこその行動であって、刑事といえども一人の人間なのである。この小説で特筆すべき点は、第3者の立場である旅館の女将の犯人に対する細やかな言動だと思う。第3者の立場として、どうあるべきなのか考えて犯人の手伝いをする様子はリアリティがあったと思う。ストーリー上、胸の悪くなるようなシーンもありましたが、あくまで「普通の人間が見聞を通して、想像の範囲で書いた描写なんだ」と思って読み進めました。 現実の事件は小説にかけないほど残虐なときもあります・・・ そんなわけで読むには忍耐を要しましたが、救いようのないラストでた。 加害者親の「うちの子は悪くない」という態度にはリアリティありましたが・・・・ 復讐物語ではないのでしょうが、現在の少年犯罪の問題点を浮き上がらせるだけで終ってほしくな...

悪意


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

悪意
めちゃ面白かったですw 流石東野圭吾ですね。この人の小説はいつも一筋縄ではいかない。 売れっ子作家だけあって読みやすさはピカイチだし、一晩で読破できました。 手記や告白文でストーリーを進めるという独特な手法には驚かされ、感心しました。 ホワイダニットに重点が置かれているという点でも珍しい作品です。 ミステリー好きには必読書ですね。殺人事件の犯人があっさり逮捕されたのになんでこんなに引っ張るのだろうと思っていたら、殺人の動機を巡っての展開が複雑で、とてもおもしろかった。犯人が白状しない動機を刑事が解明していく展開も巧妙だし、さらに隠された真実に迫っていく展開も読み応えがあっておもしろかった。東野さんの作品はほぼ全て読んでいますが個人的にはこれと白夜行、夜明けの街での3作がベストと思います。悪意は本で読んだ後NHKでテレビドラマも見ましたがこれはいただけませんでしたね。誰かに貸して無くなってしまったので古本を買いました。文庫本は嫌いなので... 著者によれば、デビュー作第2弾である『卒業』で初登場させた加賀恭一郎をシリーズ化する予定は全くなかったそうである。現時点で彼が刑事として腕を振る...

黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)


東野圭吾
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★

黒笑小説 (集英社文庫 ひ...
インポグラを、会社の弁当を食いながら話題にしたらバカ受け! みんな、飯が食えなくなるほど、笑い転げ、笑いすぎて 腹が痛くなるほど、話した俺まで、腹が痛くなって、 日本は、平和だーなーなんて言う始末。 平和ではないのに、そんな言葉が出てしまうほど、面白い! 東野圭吾の短編集大好きです。ミステリーを書く東野圭吾とユーモアを書く東野圭吾が世の中には二人いるのか?と思ってしまうくらいギャップがある。 特に『臨界家族』がおススメです。「黒笑」タイトルそのまま、ブラックな笑いがちりばめられています。 個人的には、子供をターゲットにした玩具業界の企みを拒みつつも、 結局は玩具メーカーの企みにハマっていってしまう「臨界家族」。 女の見栄とそれによって良い様に踊らされてしまう、お人好しの男性を 風刺した「ストーカー入門」が好きです。 他にもいろいろありますが、どの作品も短いならに濃い「黒笑」が盛りだくさん。 「爆笑」はしなくても、思わず「ニヤリ」としてしまいます。 東野氏の「白夜行」や「さまよえる刃」などの重い作品の後の毒消しに最適です。 一篇、20〜30ページの短編集。 さまざまな種類の...

秘密 (文春文庫)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

秘密 (文春文庫)
内容は読めば分かるので触れないが、東野圭吾氏が「大化け」した作品。本作によってある意味確立された推理小説と恋愛小説の融合を基調とするその作風は、氏にとってその後のベストセラー量産のための「勝利の方程式」となったように思う。とにかく泣かされました。 切なすぎます、私には。現実にこんな事が自分の身に起こったら、心が壊れてしまうでしょう。私はんな試練に耐えられる程強くないと思い知らさせました。 本当に誰かを愛した事がある人なら、この作品で心を揺さぶられるはずです。特に悲恋を経験した人なら・・・。 女性は強いのですね。 小説で初めて、心を取り乱してしまいました。最近の1番のオススメ本。 星8つくらいつけたい作品です。 娘の身体に宿った妻 唯一秘密を知っている夫 妙に感情の表現がリアル。 妻直子の気持ちを追おうとすると 二つの気持ちが常に衝突してしまう。 まるでそばで見ているよう。 互いに愛している存在だからこそ、切なくなる。 もうひとつの「秘密」の意味するところ。 最後数ページで、一気に話の深さが増します。 切なさとか寂しさとか愛しさとか決意とか予感とか 全ての思いに包まれる...

探偵ガリレオ (文春文庫)


東野圭吾
¥ 570 通常24時間以内に発送
★★★★

探偵ガリレオ (文春文庫)
探偵ガリレオと予知夢がドラマ化した後、原作を読みました。十月に映画が公開されるのを楽しみにしています。 あまり小説を読まない私には, 珍しいタイプの小説だなと感じられる一冊でした。 科学の話には興味があり面白いとは思いますが, 純粋に小説としては物足りない感じがしました。 扱っている題材割には読みやすいものであり, 見てみる価値はあると思います。読むのがテレビドラマより後になってしまったのですが 原作には原作のおもしろさがあって、とても楽しめました。 この作品の場合、原作を先に読んでいたら科学実験の内容が よくわからなかったんじゃないかなぁ?なんて思ったりしています。 あまり理系の話は得意ではないので テレビで見ていたから理解できる部分もあったかも。 ドラマも原作もいい!って思えるのは珍しいかもしれませんね。テレビドラマが面白かったので、原作を読んでみました。 事件の内容は同じなのですが、原作の方は草薙刑事の心情的部分も書かれており、本ならではの面白さがあります。 テレビとは違う味があるので、テレビを見た方でも原作を読んでみることをお勧めします。変わり者の科学者と若干ダメ刑事のやり...

予知夢 (文春文庫)


東野圭吾
¥ 530 通常24時間以内に発送
★★★★

予知夢 (文春文庫)
TVドラマのDVDを見てから原作を読むことにしました。 こちらは、原作の2冊目になりますが、TVドラマはこの1冊目と2冊目の全10話を元に作られています。 順番が違うのでまずは対比をしておきましょう。 「予知夢」→TVドラマ 1章 霊視る→8章 2章 夢想る→6章 3章 騒霊ぐ→3章 4章 絞殺る→5章 5章 予知る→7章 TVドラマを見た方へのレビューのつもりで書きます。 前作も同じ感想でしたが、そもそもドラマとは湯川の事件への取り組み姿勢が違います。学友だった草薙刑事には協力的に活躍します。 短編ということもあり、無駄な時間がないため、トリックはわりと短時間で解かれることが多くなります。原作だけでは湯川の人物像をきちっと捉えることは難しいでしょう。かと言って、ドラマとは全然違う雰囲気があります。 純粋にトリックを楽しむという読み方が良いのだと思いますが、ドラマと種明かしは同じなので、TVドラマを見た人にはその楽しみが半減します。ただし、人物関係は多少違ったり、動機も変わっていたり、犯人が違っていたりしますので、そういう発見をして楽しめます。 1作目よりも若干薄くなっています...

白夜行 (集英社文庫)


東野圭吾
¥ 1,050 通常24時間以内に発送
★★★★★

白夜行 (集英社文庫)
全部読んだ後に、自分も雪穂の立場だったら、と考えてしまった。 育つ環境によって人間は変わる事を痛感して生きてるから、分かる気がする。原因は最後にならないと分からなかったが、犯人、共犯者が誰なのか等は雪穂が制服を見つけた辺りですぐ分かった。それでも、「今後は?」と思いながら読んだ。不快に思う人も居る小説だけど私は好きです。根本から来る人間の悪を描いてると思う。「このミス」歴代ランキングされている作品として、以前から気になっていましたが、通勤時間を使って、一週間で読みきりました。 冒頭、「近鉄布施席を出て〜」の出だしから、以前勤務経験のある東大阪市を想像しながら感情移入できました。 主人公の内面描写を終始排することで、読者にそれぞれの「亮司」「雪穂」像を考えさせる、押し付けがましさが無いところが、私には良かったと思います。 大阪は怖いところだと改めて思わせる一冊でした。一気に読めるといえば読めるのですが、とにかく長い! 途中間延びしてしまうところもあり、もっと簡潔にできるところもあったのでは? と思いました。 ラストまで徹底して主人公二人の内面が書かれない。 二人の接点、一緒にいるシー...

手紙 (文春文庫)


東野圭吾
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

手紙 (文春文庫)
他の人のレビューを見て、まず評価の高さにびっくり。 私がこの本を先入観無しで読んだ後の感想とあまりに違っていました。 ありていに言えば、私の読後の評価は「うすっぺらいなぁ」です。 理由としては、非常に重い題材をテーマとして扱っていながら そこにリアリティを感じなかったのが一番の理由だと思います。 主人公は殺人者の弟と言うレッテルを貼られ、様々な差別を受けますが、 どうもその内容が想像の範囲内というか、妄想の域を出ていません。 全ての出来事が「主人公はかわいそう」というベクトルに向かうことを 前提で起こっているように見えてしかたなかったです。 それと、主人公が美形で、音楽的才能にあふれているという設定も漫画的で リアリティを感じなかった要因の一つかもしれません。実兄が犯した強盗殺人の罪を、犯罪加害者家族である、弟の人生を見つめる良書。果たして実兄が犯した罪で弟はどこまでその罪を背負わなくてはならないのか。贖罪とは何なのか、を考えさせられる本書。弟は悩みに悩み、血を流しながら、その答えを見つけた。その答えは普遍的なものではない。なぜなら彼が彼の人生を通じて得た答えだからである。その弟の...

笑小説 (集英社文庫)


東野圭吾
¥ 630 通常24時間以内に発送
★★★★★

笑小説 (集英社文庫)
思わずニヤリとしてしまう短編ばかり。笑いたいとき、 気持ちを軽くしたいとき、そんなとき手にとりたくなる 本だ。 収録されている12篇のうち印象に残ったものを3つ選 ぶとしたら、次の3つだろうか。 塾や習い事に忙しい孫を自由に遊ばせるために誘拐を企 てた「誘拐天国」、 責任を他人におしつえけようとする気持ちを巧みに表現し 責任転換の連鎖を描いた「誘拐電話網」、 笑いからせつなさへ感情をゆさぶられる「つぐない」。 巻末には京極夏彦氏との対談もあり、ミステリー作家と は別の顔の著者(東野圭吾氏)を知ることができる。 巻末の京極夏彦氏との対談で、著者が「主人公に悪意を持って書いた部分が、みんなに面白がられているような気がします」と話していて「なるほど」と思いました。 特に本書は、『怪笑小説』以上に、そんな著者の主人公(もしくは主要人物)に対する「悪意」が感じられます。 そんな「悪意」を「ブラックユーモア」の域に持っていくのは、簡単なようで実は結構難しいかと思われ、著者の力量は絶賛に値します。 中でも「マニュアル警察」は、話の進め方に最初から最後まで笑いっぱなしであり、「うま...

美しき凶器 (光文社文庫)


東野圭吾
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

美しき凶器 (光文社文庫)
単行本で刊行されたのが1992年で、文庫版の初版は1997年。その文庫版には、若い日の東野圭吾の爽やかな素顔が載せられている。本書『美しき凶器』は現在も28刷まで版を重ねている。「爽やかさ」から男性としての「渋さ」を醸し出した彼の写真もまた読者の注意を惹くことであろう。但し、内容は爽やかさとはきわめて対極にある。一貫してぞくぞくとした恐怖心を植え付けてくれる。登場人物の一人における心の闇を描いた箇所が端的に示しているように、「恐怖と快楽とは紙一重」なのだ。 読み進めれば直ちに分かるように、表題『美しき凶器』とは、ある外国人女性のことを指している。むろんただの女性でない。肉体的に洗練化されたサイボーグと称してよい(映画『ターミネーター3』に登場した女性を思わず想起したが、その女性のきちんとしたモチーフは存在するらしい)。「主人」を殺害された復讐を果たすべく、全く手段を選ばない彼女の言動はたしかに常軌を逸している。じわりじわりと追い詰められてゆく男女併せて4人の心境を察すると、生きた心地がしなかったであろう(一人だけそうでない人間がいた。その人物の密かな計画も見物だった)。 彼...

容疑者Xの献身


東野圭吾
¥ 1,680 通常24時間以内に発送
★★★★

容疑者Xの献身
冒頭の殺害シーンと主人公の登場からもう一気に物語へと惹き込まれた。そのスピード感は見事。人物設定と間然とする所のないプロット(トリック)も云うことない。文句なしの傑作。それにしても、最後の疑問だが、(1)P≠NP問題はそもそも数学的に解けるのだろうか?(2)哲哉と靖子はいずれ結ばれるのであろうか?東野圭吾の作品を愛読している人なら、序盤でトリックが分かったと思います。 例えば、最初の章の描写は、東野圭吾作品では最後になって最も重要な意味を持っているのが分かります。 後、作者はアンフェアなトリックを使わないことと、アリバイの曖昧な完璧さと、序盤で重要な?情報をそれとなく隠していること、石神の人間描写の部分から、トリックが推察できました。 そういう意味では、従来の東野圭吾の作品の延長上の作品であるといえます。 ただ、それを差し引いても、飽きることなく読み進めることができました。 あっという間に読み終えました。大体2時間で読み終えますので、サラリと、でも質の高いミステリーを、という方にはもってこいだと思います。 このトリックはさすがだな、と思います。途中まで読者を巻き込んで「石神...

長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫 は 21-7)


馳星周
¥ 780 通常24時間以内に発送

長恨歌 不夜城完結編 (...
・・・

眠りの森 (講談社文庫)


東野圭吾
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

眠りの森 (講談社文庫)
物静かなタイトルである。素人目には絢爛豪華に映るバレエの世界を舞台に起きる幾多の事件。このコントラストが読者を最初に惹きつけるのかもしれない。加賀恭一郎刑事の初の短編集『嘘をもうひとつだけ』で最初に扱われたる事件もバレリーナのそれであったことが想起され、本書にはもとより親近感があった。登場する地名が大泉学園や中村橋、そして富士見台といった西武池袋線上のものであっただけで、自分が住んでいる生活圏での物語であることが一層の「和み」を与えてくれた。 人気シリーズと呼称してよい加賀恭一郎であるが、最初に大学生として登場した『卒業―雪月花殺人ゲーム』から数えて本書は二回目の再出演で、大学卒業後、当時の中学教師から今は警視庁捜査一課の刑事となっている。本作品ではまだ自分自身のことを「自分」ではなく「俺」と呼んでいることにあたりに、何となく初々しさを感じるのである。加賀自身の身体的特徴をことさらに強調する記述も本書では少なかったように感じられた。 「加賀恭一郎は進化する」という帯のフレーズに違和感はない。それ以降の作品も何冊か読んでいるか、間違いなく刑事・男性としての魅力さを増している。...

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)


東野圭吾
¥ 560 通常24時間以内に発送
★★★★

むかし僕が死んだ家 (講談...
読んでいる間ずっと、 暗く冷たく静かな場所にいたかのよう。 とにかく伏線がすごい。 状況が明らかになると同時に 恐怖のようなものがどんどん深まっていく。 読者をそう導く東野氏に拍手。 登場人物が少なく、 一軒の家を中心にして物語が進むため、 他の作品と比べてスケールが小さいと感じる人もいるでしょう。 しかし、徐々に明らかになっていく真相によって、 物語の中へグイグイ引き込まれていきます。 読み始めには、それほどおもしろいと感じなかったのですが、 途中から先が知りたくなり、止まらなくなりました。 それにしても、 はずれのない作品をこれだけ次々と書ける著者には本当に驚かされます。 さて、次はどの作品で驚かせていただきましょうかね。 この作品に対しての私の評価は星4つです。おそらく・・・・だが、多くの方が読み始めてそんなに経たないうちに、 登場人物のおおまかな背景というか、過去にどういった事があったのかを、 察するのではないだろうか。 私が東野圭吾さんの作品で好きなところは、細かい捻りが効いているところ。 最後の最後で、一気に大どんでん返しという大技をだすのではなく、 細かい部...

9・11倶楽部


馳星周
¥ 1,890 通常24時間以内に発送

9・11倶楽部
・・・

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))


東野圭吾
¥ 1,000 通常24時間以内に発送
★★★★

幻夜 (集英社文庫 (ひ1...
私「白夜行」を読んでいないので、美冬の正体は知らないし本当の性格も知らないが、どうしても雅也を単に利用したとは思いたくない。この時点で私は、美冬に手玉に取られてしまっていますね。 さらに、なんとか彼女の心を開かせみたいと思うのは、バカなことなんでしょうね。 これから「白夜行」を読んでみます、じっくりと。 白夜行も読んだ。白夜行のパラレルワールド?美冬の今後を読みたい。彼女が白夜行と繋がる彼女ならば、彼女は白夜行の結末によって壊れた気も…。だから美冬の徹底ぶりになったのかな。続きも気になるし読みごたえもあって面白いです。面白いんだけど、あんな分厚い一冊を読み終えた感想は、『男ってほんっとバカだなぁ』の一言でした。ルックスがよく色っぽくて、自分の性欲を満たしてくれる女の言う事なら、ここまでやるか、と。三作目では、これでもかと言うほどにこの女をけちょんけちょん(笑)にして欲しいです。明確な位置づけはされていないようですが、白夜行の続編と考えていいと思います。 前作同様、かなりのボリュームでしたが、一気に読ませる力は一緒です。 前作は、主人公二人の内面を描かずに展開されていきましたが、 今...

怪笑小説 (集英社文庫)


東野圭吾
¥ 520 通常24時間以内に発送
★★★★★

怪笑小説 (集英社文庫)
怪笑、毒笑、黒笑の3つをセットで購入しました。 「あのころ僕らはアホでした」を読んで、東野圭吾の著作をもっと読みたいと手を出すことにしました。 結論から言えばどれも「引っ張るわりにオチが弱い」「特に笑える小説ではない」というのが私の感想なのですが…以下個別レビュー。 3つの中で一番面白かったのがこの怪笑小説。 「超たぬき理論」はこの世のオカルト・超常現象は全部たぬきの仕業である、と主張する人物が主人公。 幼いころ出会ったタヌキの「キューちゃん」との別れから全てが始まったのだが… 「あるジーサンに線香を」、アルジャーノンのパロディーですが、別に知らなくても読めます。 しょぼくれた老人が若返りを通じてどんどん変化していく様子は見ていて面白いです。 そのほかのものは筆者が何を言いたいのかわからない、何のパロディーかはわかるが別に面白くない、という程度でした。 本書はこれに続く『毒笑小説』と『黒笑小説』とあわせ3部作をなしている。今回残りの2冊を読み、東野圭吾氏の笑いへの「こだわり」をあらためて痛感させられた。3部作の出発点『怪笑小説』に所収された計9本のエッセイはどれも魅力的で練り上げ...

分身 (集英社文庫)


東野圭吾
¥ 730 通常24時間以内に発送
★★★★

分身 (集英社文庫)
スリルがあった。 でも、緊張感があってよかったです。やっぱり東野圭吾は面白いです。 知らないところで自分の分身がいたらどう思うか?それがSFっぽくみえてSFではない。それをここまでスリリングに描けるのはこの人しかいないんじゃないかと。 ただし終わり方がちょっとあっさりしすぎかも。もうちょっと長くこの世界に浸っていたかったと思いました。二人の主人公を結びつけるものは、当初から、大まかには想像出来る。 しかし、その実態は、想像をはるかに超える複雑さだ。 当初より、謎だらけであるが、一つの謎の答えに少し近付いたと思ったら、新たな謎が持ち上がる。 しかも、ヒントを小出しに示し、常に次章へのヒキが用意されており、読み始めると、止まらない仕掛けになっている。 著者は医学理工学の分野を得意とするので、リアルなサスペンスに仕上がっている。 鞠子の章と双葉の章が交互に配置されているが、比較的当初からの、微妙な結び付きが面白い。 つまり、特定の人物が、交互に行き来したりしていて、ハラハラとさせられる。 しかし、この作品には、著者らしくない面も、少し感じる。 特に、近年の著者の作品は、我々の心の奥底...